

農場主の今週のひとこと
オーガニックネ ットワークで今週起こったこと、また、それによって感じたことなどを農場主が思うがままに綴っています。よろしければお暇つぶし的にご覧下さい。
2025/10/11
秋は順調!と言えそうです(笑)。昨年は不耕起栽培で挑戦して大失敗(?)したキャベツですが、今年は耕起+マルチなしでリベンジしたところ、順調に生育して見事に立派なものになってくれました。嬉しい! アオムシやナメクジの被害に遭っているものもありますが、アオムシにはかなりの確率で寄生蜂が寄生してくれていて、もう少し待てば勝手に死んでいってくれるだろうことが期待できます。寄生蜂というのは、私たちが見知っているいわゆる蜂とは異なり、非常に小さく気づかないくらいの蜂です。この蜂はアオムシに卵を産み付けてくれて、アオムシを宿主としてアオムシの中で蜂の子供たちが成育していきます。で、ある程度蜂の子供たちが成育するとワッっと一斉にアオムシから飛び出してくるんです。想像すると気持ち悪いですよね(笑)。なので、キャベツもアオムシにある程度は食害されるのですが、ある程度で済むんですよね。で、少し待っているとキャベツ自体がちゃんと修復してくれて食害されてたの?ってくらいきれいになる。すごいんですよ!!だから、食害されているものは待機中なんです(笑)。話を戻して、こういう寄生蜂がしっかりと畑に居続けられるということが重要で、だから住処となるような草むらを残し続けているんです。それ以外にも、ゴミムシという甲虫類やクモ類がアオムシやヨトウムシなどを食べてくれていること、またテントウムシがアブラムシを食べてくれているだろうことも想像できます。キャベツを収穫していても、それら虫たちがすぐ周りにいて、なんとも豊かだなと思えるのです。少しずつですが、やりたい世界が近づいている気がしています。

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