採用を考える

2016.03.30

昨年秋から社員の採用活動をしています。
インターネット媒体やハローワーク、合同説明会に出たり、FBに載せてみたり。。。
色々なことをやりました。
結果、それなりに応募をして下さる方も集まりました。
が、実際に面談をさせて頂いたり、体験で一緒に仕事をさせて頂くと、
こちらはお断りしていないのですが「辞退します」になることが続発。
ガーーーーーーン。

何が悪いんだろう?
待遇かな?給料安過ぎ?休み少ないから?
キツそうに見えるのかな?
うちの職場、なんか空気悪そう?
オレの話し方が悪い?
面談中に焼き芋食べない?って勧めたのがダメだったのかな?
もうこうなってくるとダメで、自分の存在否定がどんどん加速していきます。

就活で学生さんが面接NGで落ち込んでいることがありますが、
採用する側も、結構落ち込むんです 苦笑。

でも、ちょっと冷静に考えてみりゃ当たり前で、
メンバー3名で設立5年、小淵沢という田舎にあって、仕事は農業という重労働。
しかも、農業だけではない研修事業なんてこともやっている。
こんな、零細かつ立ち上げ(変態)感満載の会社に
自分から進んで身を投じてくれる奇特な人など、なかなかいないんですよね。

で、そんなことをやっと気づいたころに、ちょうど目にした論語の中のこの言葉。
「近者説 遠者来」(近き者よろこびて、遠き者きたる)


僕としては
「働いている人が楽しく、幸せにしている会社には、自ずと人が集まってくる」
と受け止めています。
だから、どうしたら人が採用できるのか?を考えることももちろん大事なのですが、
それと共に(それよりも)人が向こうからやってくるような
一人ひとりが楽しく働いている会社を作るため、焦らずに頑張ろう!
と思うようになりました。

IMG_0919.JPGそんな風に考えて行動するようになってから、少しずつ変化が。年明けくらいから、新しいアルバイトさんが入ってきてくれたのですが、みなさんとても一所懸命に、楽しそうにやってくれるんです。

その姿を見て、隣の畑のばぁちゃんが「あなたのところで働いている人は、みんないい人で、本当によく働くね」と。

『近きものよろこびて』
少しずつ近づいていけるかな。


いい組織ってなんだろう?? 〜その2〜

2016.03.26

前回、「いつも笑顔で楽しく、スムーズに仕事が進んでいる」のが
いい組織とは必ずしも言えない、ということを書いたので、その続きを。

なんでこんなことを書いたか?と言うと、
この「いい組織イメージ」が本当の意味でのいい仕事ができる組織づくりを
阻んでいることが多いような気がしているからです。

研修を実施していると、特にこの課題にぶつかります。
僕らの研修は、実際の畑作業を通して学びを得てもらうのですが、
馴れない仕事をするので、当然ミスや間違いが起こります。
これは全く問題ないのですが、そのミスや間違いが起こったときの対応に
如実に表れてくるのです。

ミスをしてしまった本人が気づいている時は、大抵の場合が「すいません」と
報告をしてくれるのですが、本人が自覚していないけれど、
周りの人が気づいているということが結構あります。
まれに、本人も気づいていて、周りも気づいているということがありますが・・・。
(これは違う問題かも 苦笑)

いずれにしても、このような状況の時には、それらミスや間違いという「問題」が、
見て見ぬフリをされ、現場で表面化しないということがたくさんあります。
大抵、そのことが原因となってさらに大きな問題へと繋がっていくという流れに。
DSC_0447.JPG


僕らは、その様子を見ていて「あ、言わなかったな」ということが分かるので、
気づいている人に「なぜ気づいているのに言わなかったの?」と質問すると、
ほとんどの場合が「場の空気が悪くなるから」「相手と気まずくなるから」
ということが理由で言わないという答えが返ってきます。
そして、職場でも同じような対応をしていると・・・。

こうなると本末転倒じゃないかなと思うのです。
楽しく、仲良くやっていい仕事ができない。

おーい、お客様はどこにいった?
おーい、次の人の仕事のやりやすさはどうなってるの?

もっと言えば、ミスに気づいていない人に言ってあげられない人間関係の上にある
「楽しく、仲良く」って本当なの?

いい組織ってなんだろう?? 〜その1〜

2016.03.22

自分で事業をはじめる時からずっとテーマにしているこの課題。
前職での経験(反省?)も踏まえ、私としては、会社が大きくなっても
「社員の一人ひとりが一所懸命に、そして楽しく働ける組織を実現したい」
と思ってきたし、「それを実現している会社を日本で一社でも多くしたい」
と思ってこれまでやってきました。
だから、農家になった今でも、有機農業をやりつつ
社員研修の事業もやっているわけなのです。

で、このテーマにしている「いい組織」というのは、
会社それぞれによって違うと思うのですが、
色々な人と話しをしていて(特に研修に参加する企業の若い方々かな?)
共通して持っているイメージが
「みんな仲良く、いつも楽しい空気でスムーズに仕事が進んでいる」
そんな気がしています。

でも、本当にそうなんだろうか?とどうしても思ってしまいます。
けっこう前から、多様性のある組織がいい組織と言われています。
僕自身もそう思っているのですが、
多様性がある、つまり、色々な人がいるということは、
様々な考えがあり、意見があり、やり方があるというわけで、
そのような人たちがひとつのことに向かって進んだら・・・
スムーズになんて行かないと思います。
むしろ、色々なところで摩擦があったり、一時的に軋轢が生じたり、
なんかこう混沌としていると思うのです。

しかも、みんなが本気であればあるほど。
DSC_0272.JPG

もちろん、そういう事態を乗り越えて結果を出した時には、
達成感を共有し、ぐっとメンバーの結束が生まれて「最高!」
という空気になることはあるけれど、
これもまた一時的なことで、次の目標に向かう時には
また同じような空気になるんだろうな、と。

いい組織とは色々な形があっていいと思う。
でも、言えることは「いつも仲良く、スムーズに」なんてことは無い
そういうことなんじゃないかな、と思うわけです。